秋に向けて

いよいよ6月も終盤。
今週は雨の日が多そうなので、ブラームスの練習を頑張ろうかな…(ヴァイオリンソナタ
第1番は「雨の歌」と言われています)

さて、秋のリサイタルに向けて、私が課題としたいこと。
それは「語る」演奏をするということ。

作曲家が伝えたい音楽をとことん掘り下げて、「私」の中にある表現できる手段をすべて使って(&開拓して)お客様の耳に届ける。

2016年に亡くなった指揮者アーノンクールの言葉を、ふと思い出しました。

「・・・過去の音楽は歴史の流れの中で、つまり現在との距離が開くにつれて、本来の時代から引き離され、全体としては一つの外国語になってしまった。部分的には普遍的で、
時代を越えるかもしれないが、表現自体はそれぞれの時代のものなので、今日のためにある種の翻訳を行なって現代に移し替えたときにようやく再認識できるのである。」

「・・・作品に忠実な演奏になるのは、作品が最も美しく、しかももっとも明快に表現されたときのみなのであり、それは知識と責任感とが深い音楽的感情とひとつになったときに実現するのである。」

この言葉は、大学での授業で教わった言葉で、当時の私は「うむ。」と何度も頷いていた記憶があります。ただ本能的に感じるがまま弾くだけでは伝わらない。
また、歴史をただただ勉強するだけでも伝わらない。演奏者として、常に意識すべきことがあるのではないか。それを意識することで、何かが変わるのではないだろうか。
大学時代の私に、アーノンクールの言葉は「表現すること」についてのヒントとなりました。

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まもなくチラシが完成します。
素晴らしい共演者の方々と私の、音楽への愛が皆様に届きますように。

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